百舌鳥的祭品 1 貴城家・・・さる大名家の血筋を引く由緒ある華族。
だが、現在では昔日の面影はなく、没落の一途を辿っている。そんな貴城家の一人娘、奈々子。
幼い頃より病弱で寝たきりの生活を送っている彼女の胸に秘められた、ある思い・・・・。
それは、血の繋がらぬ義兄、悠志郎への熱き思い・・・・。義兄を思い、日々を過ごす奈々子。
そんな彼女の側に、黒い陰謀の影が近付き・・・貴城家の人々を監視する謎の影。
それは同家を崩壊させ、財産を奪おうとする者達と通じる人間だった!
果たして、その正体とは?!そして、奈々子の運命は・・・?!